常磐線の松戸駅周辺にはけっこういいラーメン店が揃っていて、どこに行こうか迷ってしまうのだが、最近血中の“二郎値”低下に伴い、ちょっと禁断症状が出始めてきたので、久々に『二郎』を食べることにする。

松戸の二郎は駅から徒歩5分ほどのところにある。
実はこの店、僕が二郎にハマッたきっかけの店なのだが、かれこれ3年ぶりくらいの訪問になる。

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店構えも変わっていないし、強面の主人も相変わらず怖いお顔をしていらっしゃる。

店内には殺伐とした静けさが漂っており、ひばりヶ丘の二郎をホームとする僕は変な緊張感を覚えてしまう。しかしこの雰囲気こそ本来の二郎の雰囲気なのだ。

今回は久々の“松二郎”なので、奮発して「ぶたダブル(800円)」にし、胃袋と相談してトッピングはノーマルにする。ヤサイコール無しは久しぶりだ。

そして3年ぶりに再会する松二郎は、二郎らしい迫力に溢れたものだった。

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ゴロゴロ入ったブタは、10枚というより10個と言った方が的確なブロック状で、土砂崩れを起こしたかのような盛り付けも荒々しくてイイ。

スープは非乳化のカネシが立ったタイプで、作る行程を見ていて予想はしていたが、以前より濃度が下がったように思える。
以前は寸胴からスープを掬い取るのに、中に入った豚ガラや背脂等を平ザルで寄せながらでないと掬い取れないほどギッシリ材料が詰まっていたいたが、今はそんなことはないようで、当然濃度は下がって然りだ。でも特に薄いと言うわけではないし、最後にザルで漉した背脂が入るので、コッテリ感は十分。しっかり旨い!

麺も太くてゴワついた二郎らしい麺。持ち上げるのに苦労するほど重く、量も多めだ。

そして何と言ってもこのブタ。

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おそらく腕肉と思われるブタは、脂を一切削ぎ落とさない正統派。味の沁み込みも丁度良く、箸では持てないほどホロホロに煮込まれている。
ガブリと噛み付くと、口の中でとろけていく。これは相当旨い!!

ウメッ!ウメッ!!ウメッ!!!とその後も快調に食べていたが、半分を過ぎた辺りでもうお腹一杯状態になる。ヤサイコールしなくて良かった・・・。

麺は何とか食べたが、さっきまでウメッ!ウメッ!って食べてたゴロゴロのブタが、ここに来て牙を剥く。
口に含んでも咀嚼する回数が増えるだけで、なかなか飲み込めない。そうやってモグモグしているうちにブタはツナみたいな食感に変わってくる。おまけに何とか飲み込もうとして食道が開いた瞬間、内圧で食べたものが帰って来ようとする。まったく油断できない。

ダブルにしたことを後悔してみたり、無理せず残そうかとも思ったが、ジロリアンの端くれとして残すなんて言語道断。軟弱極まりないことだと自分を奮い立たせる。
そして戻ってこようとする奴等をなだめすかしながらギリギリ完食し、松二郎との再会は幕を閉じたのだった。

僕も食が細くなったなぁ・・・。




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ラーメン二郎 松戸駅前店

6月だと言うのに真夏のように暑い日が続いている。
今年の夏は過去にないほどの猛暑だとあちらこちらで噂されているが、その噂を疑うことはもはや出来ないほど暑い。暑すぎだ。

外にいる時間が長いと言うか、日中は基本的に外にいる仕事なので、これからの季節はホントに辛い。まして暑がりの僕にとっては過酷な試練の日々なのだ。

その日は池袋に来ていたのだが、残念ながらすばらしい快晴で、暑さのあまりちょっと食欲が落ちかけていた。
そんなときには、やっぱり冷たくてサッパリしたものが欲しくなる。

で、やってきたのは東急ハンズのそばにある『まるきゅう』というラーメン屋。

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普通は“ラーメン=熱い”ということになるけども、最近では季節限定で“冷やし”ラーメンを提供する店も増えてきており、ここもそんなお店のひとつなのだ。

店内はカウンター8席のみで、かなり狭い。入り口にドアはなく、席に座ると背後は暖簾を挟んですぐに道路という狭さだ。

ここは塩ラーメン専門店で、夏季限定の「冷しそば(850円)」ももちろん塩味。

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透き通った琥珀色のスープはキーンと冷えており、稲庭うどんを思わせる平打ちの麺が涼しげにスープに浸っている。
スープは鶏がベースで、そこに鰹節等の風味が加わっている。あっさりしながらもコクが感じられる秀麗なスープだ。
麺は半透明で、プリプリした食感。冷たいスープとの相性も申し分ない。

具もまた美味。

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鶏肉のチャーシューは、このどんぶりの中では唯一味が濃い目に仕上げられている。そのおかげで、スープを飲んで麺を啜って、合間にコレを食べると次にスープを飲んだときに印象がまた新鮮になる。

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こちらは、おそらく笹身と思われる部位を表面だけ炙ったもの。中はレアだ。こちらは一転して端麗で上品な味わい。ラーメンの具としては相当クオリティーが高い。

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麺を3分の一食べたところで付け合せの酢橘をギュッと搾ると、爽やかな香りと酸味がスープに加わり、更に美味しさが増す。
そしてもう3分の1食べたところで梅肉と刻み大葉を投入し、もう一度味と香りの変化を楽しむ。

食べ初めからスープの最後の一滴まで美味しく頂ける、非常に美味しいラーメンだった。
場所柄よく来るところだし、この夏何度か足を運んでしまいそうな予感なのだ。





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まるきゅう

大泉学園駅から15分ほど歩いた住宅街に、周囲の景観からあからさまに浮いちゃってるメルヘンチックな建物がある。

ここは『グーチョキパン』という名前のパン屋さんなのだが、なぜか入り口で花も売ってたりして、その“なんでもアリ”感が面白い。

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お店に来たのが午後3時になろうかという頃だったから、結構売り切れているパンもある。

ここで売ってるパンには変り種が多く、しかも100円を切る商品も多いから、ついつい大人買いしたくなってしまう。

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カステラをデニッシュの生地で包むというこの発想、只者ではない。

僕の好きな惣菜パンも種類豊富で、しかも安い安い。

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手書きの値札と、その値札に書いてある昭和な価格に惹かれて、結局惣菜パンを数個と、105円で山盛りのレーズン入りラスクを買う。

そして会計のときに、店員さんからかき氷の販売が始まった事を聞く。通常157円で、北海道産のミルクを使ったバニラアイスを付けても210円だというから、やっぱり昭和の価格だ。それを聞いたからにはまた来ちゃうこと必至だ。

店を出て住宅街を再び駅まで歩いて帰るが、着くころには惣菜パンは胃の中に納まっているのだった。しかも写真撮ってないし・・・。




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グーチョキパン

練馬から池袋方面へ一駅行った桜台駅には、取材拒否のラーメン店と言われている『丸長』や、今年の1月にオープンした『二郎』の他、数店のラーメン店がひしめき合うちょっとした激戦区となっている。

その桜台駅周辺をブラついていると、行列が出来ている店を発見した。

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昭和を感じるレトロな外観は非常に目を引く。
まだオープンして日が浅いようだったが、行列を作ると言うのは簡単なことではないので期待が高まる。

オーダーは外で待っているときに取りに来てくれるので、席についてからはそんなに長く待つことはなさそうだ。とりあえずはメニューの一番上にある「つけそば」をオーダー。並(250g)と中盛(300g)は同じ680円、大盛(400g)になると780円。ここは無難に中盛にする。
そのあとちょこっと外で待って店内に入る。

店内はカウンター5席と4人がけのテーブルが1つと狭いが、夫婦と思われる2人で切り盛りするには丁度いいキャパだ。

卓上にはラーメン店では珍しく揚げ玉が備え付けられている。ということは和風スープなのだろうか?

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厨房の中を観察していると、スープは動物系と和風出汁を器で合わせるWスープのようだ。
麺が上がるのに合わせて、店の方が「ワサビはお付けしますか?」と尋ねてくる。つけ麺でワサビとはまた珍しい。ここは当然イエスだ。

そうして出来上がった「つけそば」は、またその見た目に「おっ!」と言わされるものだった。

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太めの麺はやや茶色がかっている。

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これはおそらく全粒粉を使用したものだと思われる。
全粒粉は小麦の表皮、胚芽、胚乳をその名の通り全部粉にしたもの。胚乳のみを粉にした通常の小麦粉に比べ栄養価も高く、好き嫌いは分かれるが独特の風味がある。
パンには使われることがあっても、グルテンを形成する力は弱いためコシが命の麺にはあまり使われることはなく、コレはかなり珍しい。

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Wスープのつけ汁は、それほど魚介がでしゃばるわけではなくバランスが取れたタイプで、濃度はしっかり高め。酸味は弱く、甘味が勝っている。

これに先ほどの全粒粉太麺を浸して一気に啜る。

旨い。

麺とスープの相性も良し。
麺は予想通り風味が強いが、嫌味な風味ではなく、むしろインパクトがあっていい。コシもモチモチとしたタイプではなく、ムチッブリッっとしたもので、歯ごたえ十分。かなり秀逸な麺だ。

つけ汁も具沢山で、チャーシューとは別に甘辛く煮たバラ肉が入っていて、ホロホロのコレがまた旨い。

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半分ほど麺を食べたところで、今度はワサビをつけて食べてみる。
スープに溶くとワサビの風味が死んでしまうので、麺につけて啜る。

ちゃんとツーンとくるが、残念ながら特段何かが増幅されると言ったことは無く、コレはなくてもいいかも。
スープが温かいので使うならショウガの方がいい。特にこのスープとは相性がいいはずだ。

麺を最後まで平らげたら、スープ割で〆る。

ワサビだけが残念(といってもマイナスではない)だったが、麺もスープも旨い、優秀なお店であることは間違いない。
次に来たときは「汁そば」の方を食べてみたい。




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麺処 まるよし商店

僕は大学時代の4年間を飯能市で過ごした。

その4年間の内、1年半ほど『SEEDS』というイタリアンレストランでアルバイトをしていたのだが、その『SEEDS』が今春名前も新たに移転したので、新しいお店にスタッフの方々への挨拶も兼ねてランチを食べに伺う。

場所は下加治というところになるのだが、駅からも遠く、多分バスも通ってないので車じゃないと行きづらい。
「ホントにこんなところにお店があるのだろうか・・・」と不安になるほどのどかな場所で、周りには狭山茶の茶畑が広がっている。その茶畑に囲まれてポツンと建つ白い建物が、目的のお店『La Nola』だ。

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まさに“野良”。あるのは青い空と緑の茶畑のみの開放的な空間だ。

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ドアを開けると店内は満席で、みんな賑やかに食事を楽しんでいる。昼時とは言えこの立地で満席とはさすがです。

スタッフの方との挨拶もそこそこに、席が空いたら電話してもらうことにして一旦店を出る。
と言っても周りに何があるわけでもないので車に乗って宮沢湖の方へ向かうが、宮沢湖へ着いたと同時に電話が鳴り、腹ペコ達は急いで店へ戻る。

五月晴れの週末、散歩もかねて学園通りを新座市方面に向かう。
目的はもちろん“食べる”ため。

大泉学園駅から学園通りを10分強歩き、北園の交差点を右折して少し行くと右手に目的のお店が見えてくる。

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この『マルデナポリ』は、僕がよく見ているブログで何度か紹介されていて、一度行ってみたいと思っていたお店なのだ。
それにしても白と水色の爽やかな外観が5月の青空によく映える。

そのブログによると待ちが出るほどの人気店とのことだったので、ランチの営業が始まる11時を少しまわったところで店に入る。

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ピッツァを焼く石窯を横目に見ながら店員さんについて席へ向かう。

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町田にある『胡心房』は、ラーメン店の中では珍しくスタッフ全員が女性ということで知られている。

JR横浜線の町田駅から3分ほど行ったところにあるその店は、外観こそ無機質で男っぽいが、店先に飾られた鉢植えに女性らしさがチラリと見え隠れする。

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店内はカフェのような造りで、良い意味でラーメン屋らしくない明るい空間だ。
客の8割が女性で、男の僕としてはなんとも落ち着かない。逆に普通のラーメン屋さんに来た女性は、今の僕と同じような感覚を覚えるものなのだろうか?

僕が女性なら限定メニューも食べられたが、男である以上は諦めるしかない。ここは潔く「らぁめん(650円)」を食べることにする。

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テレビでもたまに見かける女性店主が、見事なまでの手さばきで作り上げる一杯は意外にも豚骨ラーメンなのだが、あくまでも女性らしくライトな仕上がり。レタスのトッピングも非常に珍しい。

スープはサラリとした口当たりで、豚骨特有の臭みは一切無く、脂っこさも皆無。豚骨が苦手な人でも食べられるはずだ。
またスープの表面に浮かぶニンニクの香りをトレースした香味油と一緒に口に運べば、スープに香ばしさが加わりさらに美味しさアップ。
気付けばスープを完飲していた。豚骨スープではおそらく自身初の完飲だと思う。

ラーメンが食べたい女性と、豚骨ラーメンがちょっと苦手という人にはおススメのお店なのだ。



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胡心房