西武池袋線の江古田駅には、武蔵大、武蔵野音大、日大芸術学部といった大学があり、まさに学生の街だ。
そんな学生の街には、学生に優しい“安くて美味しい店”があるというのは決まりみたいなもので、もちろん江古田にも安くて美味しい店はある。

その中でも、ここ江古田の代表格と言えばやはり『洋包丁』ということになると思う。

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店先にはこんなものが誇らしげに掲げられていたりして、まさにB級グルメの王道を行く店なのだ。初めて見たとき、最後の一行は「味の創作料理だYo!!」って読んでしまった(恥)。

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HIP・HOPとは全く無縁の店内は、カウンターとテーブル席に分かれており、テーブル席には運動部の学生やガテン系のお仕事の方々がグループで座ることが多い。つまりはこちらのお店、ボリュームもなかなかのものなのだ。

代表的なのは、先ほど登場した「スタミナ焼ランチ(730円)」だ。名前も直球ど真ん中で、食べ盛りの学生諸君や力仕事の男達にとっては魅惑的な響きに違いない。

その「スタミナ焼ランチ」がこれだ。

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キャベツ、ニンジン、玉ネギ、ニラといった野菜と豚肉を強火で炒め、特製の甘辛いタレで味付けし、最後に生卵を落として出来上がり。

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写真ではイマイチ伝わらないが、3人くらいで分け合えるほどのボリュームで、腹ペコ学生も十分満足できると思う。それにご飯はもちろん、豚汁が付くからもうサイコーなのだ。でも豚汁の味噌の分量が少なくて、さらっとした仕上がりになっているのはご愛嬌。塩分過多にならないように気を使ってくれていると信じ込み、ありがたく頂戴しよう。

メインのスタミナ焼は理屈抜きに旨い!野菜の火の通り加減もなかなかだが、なんといってもチョイ甘めのタレが旨いのだ。市販の焼肉のタレ的な雰囲気も感じられるが、全くの別モノといっていいだろう。とにかくご飯に合うのなんのって、よだれジュルジュルもんである。

野菜の山を切り崩しては、ご飯の上空を経由して口に運び、タレの染みたご飯を続けざまに掻き込む。ひたすらこの繰り返しで山の標高を下げ、すべてを胃袋へ搬入し終えたら、あとは満腹感と幸福感に浸るのみ!

ああ、こんないい店が身近にあるなんて、江古田の学生達が羨ましいのだ。




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洋包丁 江古田店

僕は仕事柄色んなところに出かけるが、食べ歩きが好きな僕にとってはありがたいことだ。

その日やってきたのはJR青梅線の河辺駅。この近辺に住んでなければまず降りることのない駅だ。ご飯を食べるところも選べるほどあるわけではなく、駅から徒歩3分ほどのラーメン店『紀の家』に入る。

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“ハコ”が造り込んである最近のラーメン店とは大きくかけ離れた飾り気のない質素な店構えで、暖簾をくぐるのに勇気がいったが、入ってしまえば昭和を感じるゆる〜い空間で、自然と肩の力が抜ける。

店内を見回すと、地元のケーブルテレビでラーメン王に選ばれたということが貼りだしてあったりして、ちょっとだけ期待が高まる。
で、そのラーメン王に選ばれた店のラーメンがこれだ。

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いわゆる“八王子ラーメン”というやつで、非常にシンプルなルックスは郷愁すら感じさせる。ちなみにこれは並で、価格も525円と安い。

細打ちのストレート麺はごく普通のものだが、歯ごたえを残した茹で加減でなかなか良い。
スープは醤油を前面に出したもので色も濃いが、味は見た目ほど濃くはない。チャーシューを煮込んだタレを使用しているように感じられた。
そして八王子ラーメン最大の特徴である刻み玉ネギが、シャキシャキとした歯ごたえと、スープに甘味をもたらし、この一杯を成立させている。
たかが玉ネギだが、これがあるのとないのとでは雲泥の差なのだ。

それともう一つ、ラーメンだけでは寂しいのでサイドメニューも注文しておいたのだが、これが予想以上に旨かった。

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白飯の上に、白髪ネギとチャーシューの細切りをごま油の風味が効いたタレで和えたものを乗せた「ネギごはん」だ(価格は260円くらいだったかなぁ?)。
正直、ラーメンよりも旨い。サイドメニューだからお茶碗サイズなのだが、普通に丼として出して欲しいほど旨い!!
思わぬところに旨いものが転がっているもんだ。

あちこち行ける仕事はやっぱりありがたい。




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ラーメン専門店 紀の家

厄除け大師で知られる足立区西新井。

ここで久々にSランクのラーメン店に遭遇した。
場所は東武伊勢崎線西新井駅から徒歩約5分。建設中のイトーヨーカドーの道路を挟んだ向かいにある、茶色い外観の建物がその店だ。

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『椿』の文字が強烈に主張している。

丁度昼時ということもあり店内は満席。しかも店内で待っている客が二組、さらに店外に一組とけっこうな盛況振りである。
その日は雨が降ったり止んだりの嫌ーな天気だったが、その湿っぽい空の下しばし店の外で待つ。それから10分ほどして店内に入り、店内でさらに3分待ってようやく席に着くことができた。

店内はカウンターと4人がけのテーブル席が1つ、キャパは15人程度だろうか。席の数の割には店員が4人もいたりして、アンバランスな感じは否めないが、みな黙々と仕事をしており好感が持てる。

さて、今回僕が注文したのは「つけめん(700円)」で、居合わせた客の8割は「中華そば(650円)」ではなく「つけめん」をオーダーしているようだ。
「つけめん」が出てくるまでの間厨房を覗いていると、スープはロットごとに小鍋で沸かしなおすいわゆる“小鍋系”で、なかなか丁寧な仕事である。
また麺に至っては茹で時間がきっちり管理されており、「あと20秒です」の声が聞かれるほどだ。う〜ん、細かい。

で、その細かい作業の後に完成した「つけめん」がコレだ。

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正統派な顔で、見た目にも旨そう。これは期待できると確信した。

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つけ汁は“豚骨魚介系”で、濃度が高め。パンチが効いた味でかなーり旨い!
微かにスパイスの風味が感じられたが(個人的な感想です)、それが普通の豚骨魚介系のお店と一線を画す部分、オリジナルを感じる部分である。

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そして何よりもこの麺が最高に旨い。

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極太で艶やかなこの麺は驚きのタピオカ入りで、それによってつるりとした食感を生み出すことに成功している。そして噛み締めると、モチモチと程よい弾力が歯を押し返してくる。
スープとの相性も申し分なく、あまりの旨さにどんどん食べ進んで行ってしまう。

さらに、焼豚もこれまた絶品!

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この厚切りの焼豚は、アンデス高原産の豚をハーブで風味付けしたもので、トロットロの食感に、口の中で豚の旨味がジュワッと広がる逸品。これは最早トッピングの域を超え、立派な肉料理です!

旨さにノックアウトされながら一気呵成に麺を啜り、肉を頬張った後は、卓上のポットに入ったスープでつけ汁を割って、最後の一滴まで堪能する。

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麺、スープ、具、どれをとっても一流の、間違いなくSランクのお店と言えよう。久々に感動する一杯に出会うことが出来た。また西新井に来ることがあれば再訪は必至なのだ。

皆様も、もし西新井厄除け大師にお越しの際はちょっと寄ってみる価値アリだと思いますよ。ちなみに「ハーブ焼豚」はお持ち帰り(1500円)も出来るようです。
でも、最寄り駅は「大師前」ではなく、「西新井」ですのでご注意ください。




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中華そば椿

たまにはラーメン屋以外の店もってことで、いかにも“B級グルメ”な『すた丼の店』をご紹介。

品川にある『品達どんぶり』にも出店し、マスコミにも何度か露出があるこの店は、東京多摩地区を中心に店舗展開しているので、見たことある人、食べたことある人も多いのではないだろうか?特に、学生時代運動部に所属していた男子は高確率で“食べたことアリ”だと思う。

その日立ち寄ったのは国分寺店。

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黄色い外観が目を引く。
この黄色い看板の向こうに、ほんのりと『二郎』を感じてしまう人は僕以外にもいるハズ。

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↑とのこと。
すでに“伝説”となっている(自己申告)らしい味は、今では“オヤジ”ではなく若い兄ちゃんが作っているのだが・・・。

店の外の券売機で、まさに看板メニューとなっている「すた丼(550円)」の食券と、さらに「肉増し(120円)」の食券も買って店内へ。
20ほどある席はほとんど埋まっており、当然のごとく客はすべて男性である。しかも運動部系&ガテン系率高し。「すた丼」はまさに“野郎飯”なのだ!

そんな男気溢れる皆様に混じって待つこと少々、「肉増しすた丼」が提供されたのだが・・・

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あれ?
ちょっと予想外の展開。

実は“どんぶりの縁よりも上に大きくはみ出して盛られた肉の山”的ビジュアルを期待して「肉増し」にしたのに、それによって、器が通常のどんぶりからラーメン用のどんぶりに変更になってしまい、どんぶりの縁を越えるどころか“アンダー縁”に。
ブログ向けに演出しようとしたが裏目に出てしまった・・・。

でもどんぶりがラーメン用と分かれば、ばかげたボリュームだってことだけはお分かりいただけるだろう。

さて、この「すた丼」の具は豚肉と長ネギを炒め、“伝説(自己申告)の味付け”をしたものだが、その味はと言うと、ニンニク醤油で炒めた豚肉そのまんまで、味の奥行きや広がりなど無く、そして旨くも不味くもない。
そもそも“野郎飯”に味など期待してはいけないのだ。求められるのは圧倒的質量。安くて多い(もしくは重い)ことが正義なのだ!

その分かりやすい正義を、分かりやすい名前のメニューに乗せて、腹ペコの野郎共に届けてきたところに、この店が愛される理由があるのかもしれない。




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すた丼の店 国分寺店


西武池袋線池袋駅の一つ手前にある椎名町には、B級グルメ好きにはちょっと有名な立ち食いの店『南天』がある。

駅北口から10秒ほどのところにあるこの店は立ち食いそば(うどん)の店だが、この店を有名たらしめているのは看板にも書かれている「肉そば・肉うどん」だ。

この日は暑かったので「冷やし肉そば(390円)」を注文する。
冷やしにすると価格が高くなる店が多いが、ここは温・冷同価格だから熱いこの季節には嬉しい限りだ。当然立ち食いらしく注文してからほとんど待たずに提供される。

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超特急で提供されるその一杯は、まさに「肉そば」という風格。一般的なお店ではここまで“肉々しい”ヤツにお目にかかることは出来まい。

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そばつゆで甘辛く煮られた豚肉が山盛りになっており、肉を食べるペース配分を考えなくとも最後まで肉が生き残る。「大好きなお肉は最後までとっておいてるの・・・」なんて“いじらしい”台詞はここでは無縁なのだ。

そばは、パック詰めされた茹で麺をお湯でほぐしたタイプだからコシも香りもあったもんじゃないが、立ち食いにコシだの香りだのを求めるのは野暮ってもんだ。むしろこの“肉の山”にはこういったそばの方がジャンクっぽくっていい!

そしてこの店のすごいところはまだある。
一杯目を旨い旨いと食べ終わって、もう少し食べたいなぁと思ったときは、なんと200円でお替りが出来るのだ。

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当然本人に限られるわけだが、全品200円とはホントありがたい。
せっかくなので、感謝の気持ちにお応えしてお替りを注文する。

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お替りで頼んだのは「冷やし豚しゃぶそば」。夏らしいこの一杯は通常価格390円だからほぼ半額だ。

こちらの豚肉はさすがに山盛りとはならないが、水菜のシャキシャキ感と大根おろしでさっぱりと食べることが出来る。

2杯食べて590円だからメチャクチャ安い。だから椎名町で途中下車したくなってしまうのだ。
向かいの交番のお巡りさんも常連みたいだが、なんとも羨ましいのだ。





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肉そば・肉うどんの店 南天