つけ麺好きに広く知られている『丸長』は首都圏に数店舗あり、どこもいずれ劣らぬ人気店であるが、あえて一つを挙げるならばおそらく目白ということになるだろう。

店は山手線目白駅から、目白通りを練馬方面に徒歩5分ほど行ったところにある。

2007_08_25丸長01

この店は営業時間が昼時の4時間ほどと短く、土曜は麺がなくなり次第閉店、日曜・祝日は休み。つまりは1週間に24時間ほどしか空いていない難関店なのだ。
これが客の渇望感を呼び、長い間人気を維持し続けている一因となっているような気がしないでもない。

さて『丸長』といえば「つけそば」だが、その見た目は実にシンプル。

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昭和の風情を残す店舗同様、地味でかすかに寂しさすら覚える佇まいだが、その実“羊の皮を被った狼”であることを一口食べたところで思い知らされる。

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麺は中太で、モチモチというよりはムチムチした歯ごたえ。ボリュームはそれほど多くないが、しっかりと食べ応えがある。

そしてその麺を浸すつけ汁こそ、見た目と違ってかなり凶暴なのだ。

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細かく刻まれたネギと細切りのナルト、メンマ、細切れになったチャーシューが投入されたつけ汁は、酸味・甘味・辛味を強調した、まさに『丸長』のそれ。スープ自体の旨味も吹っ飛ぶほど“味”を強調している。
かなり酸味が強いが、砂糖のストレートな甘味で酢の刺々しさをマスキングし、一方で甘ったるくなり過ぎないように唐辛子の辛味で味の輪郭をシャープにするといったような絶妙な味のバランス。好みは分かれるが、中毒性の高い味だ。

決して塩辛いと言う意味ではないこの“濃い味”が、次々と麺を手繰らせる。そして酸味と辛味によりあっという間に汗が噴き出して来る。
食べていて辛いという感じはそれほど受けないのに、汗の量は半端ではない。

汗をぬぐいながら、旨い旨いと麺を啜り、一気に食べ終えると心地よい疲労感を覚えた。今回はあまりの発汗によりスープ割りはしなかったが、頼めばやってもらえる。スープ割をして、凶暴なスープを取り込んでこそ『丸長』の「つけそば」を堪能したと言えようが、汗だくの僕はそこまで戦えなかったのだ。





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丸長@目白

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